
クラシックと生きる人。Vol.1
今回より、新たにコンテンツが始動します。
「クラシックと生きる人。」
こちらのコンテンツでは、名前の通りクラシックとともに人生を生きるプロフェッショナルな人にフォーカスし、人生を覗かせてもらうコンテンツです。
さて、何故クラシックなのか。
Gajessのブランドコンセプトに”On Stage”というワードがありますが、こちらは様々なライフステージの中でも自分自身を愛してほしい。自分でしか見出すことの出来ない唯一無二のステージを輝かせてほしいという思いが含まれています。その裏側には実は、舞台や劇場の”ステージ”という意味合いも隠されているのです。
その”ステージ”を、生きる道としている方々にフォーカスを当てることにより、より深くクラシックとGajessを、知っていただけたらという思いがあります。
記念すべき一人目のゲストは、フルート奏者の上野星矢さん。

2026年6月にローンチする、Gajess初のジュエリーコレクションをイメージした楽曲制作、演奏をお願いした、世界で活躍するアーティストです。
日々の激しい流れを感じるメロディーと、所々で訪れるハプニングのような煌めきを感じる楽曲に皆さんも心を打たれたのではないでしょうか。
そんな星矢さん、フルートを始めたのは意外にも小学4年生。プロのアーティストのイメージとなると、私たちは幼少期から始めているものと思ってしまいがちです。
当時通っていた小学校に、音楽を教えるカリスマ的な先生がいたことからその先生への憧れでフルート人生が始まったとのこと。
フルートの音色への憧れよりも、人への憧れが人生の決定権を持つということに人の持つパワーを改めて感じます。

ー仕事、音への向き合い方
「社会のシステム上、仕事というワードが出てきてしまいますが、やっているのは仕事というよりも音楽。
仕事とプライベートという隔てはあまり感じず、音を出していない時の自分の生き方も、音を奏でている時の自分も常に一緒でありたい。」というプロフェッショナルぶり。
「楽器を触っていない時も楽器を吹いているように生きていたい。逆も然り。様々な事柄に対して感情を持って、穏やかでありたい。」
フルートという楽器は特に息を多く使う楽器ということもあり、星矢さん自身、呼吸をすることを大事にされているそう。
その時その時に、課せられる仕事というものはあるかもしれないが、仕事という捉え方よりも自分のミッションであり、社会に与える役割だと感じることが多いということから、音楽と自分自身が常に隣接していることが伺える。

ー今回の楽曲への想い
今回は、Gajessの美しさと強さ、飾らない中に美しさを求めて活き活きとしている様子を自然な形で曲に落とし込んでいるとのこと。
「所々に浮かぶ高音は、ひらめきだったり、艶や光の反射をイメージしていて、まさにGajessを象徴しています。
ラストにかけての曲調の転換は、女性の持つ強さや忙しさと、女性らしさと柔らかさという両極端な2面性を表すために変化をつけました」
そして星矢さんから驚きの事実が。
なんと今回、Gajessのスペルを、ドイツ音に合わせて音とリンクさせたとのこと。
※ドイツ音表記ではG=ソ A=ラ などと表現されています
ぱっと聞いただけでは気付けない、そんな細やかな気遣いがこの繊細で力強い曲に繋がっているのだとさらに納得。
ーGajessの考えるクラシックに対してどう思うか
「音楽って、演奏単体で成り立っているわけではなく、芸術のほんの一部であることなので、ホール、ステージ、衣装、照明、様々な役割があって成り立っていると思うんです。僕からするとファッションも立派な芸術であって、音楽だけで芸術をコンプリートするという考え方よりも、他分野の掛け算で芸術が彩ると考えています。なので、このような他業種コラボレーションは必要」とのこと。
確かに、逆も然りだなと。
ファッションも洋服一つあれば完成なわけではない。様々な要素の掛け算でファッションが完成していることを考えると、何かと何かの掛け算によって、この世の芸術は生まれ、誰かの何かになっていくということを再認識できた気がします。

ー星矢さんにとってステージ、音楽とは
「音楽とは世界そのものだと思う。
音楽を通じて、今生きているこの時間だけじゃなく何百年も前のことを知ることもできるし、その時に感じていた流れを知ることができる。
その逆だと現代音楽もたくさんあるので、そこから未来を感じることもできる。単に楽しいとか生きがいではなくて、世界そのもの。」

非常に素敵な言葉をいただきました。
音楽とは今その一瞬のものではなく、過去と未来をつなぐ一つの芸術なのだということです。
星矢さん自身、「ステージとは自分が一番自分らしくいられる場所かもしれない、自分のいるべき場所。」
とのことで、やはり星矢さんは役割をそのステージに本能的に感じているものなのかもしれません。
PROFILE
上野星矢
フルート奏者
19歳で「第8回ランパル国際フルートコンクール」優勝。パリ国立高等音楽院、ミュンヘン国立音大大学院卒業。
ニューヨーク・ヤングアーティスト・コンペティション最優秀賞など受賞歴多数。大阪音楽大学准教授。
国内外のオーケストラと協演。テレビ朝日「報道ステーション」、NHK「クラシック倶楽部」等、メディアにも出演多数。
ソロリサイタルやオーケストラとの協演の他、国際音楽祭への出演、国際コンクールの審査、CDリリース、フルートフェスティバルの開催など、あらゆるシーンで活躍中。
Photograph:Shohey Kondo (RADIMO Inc.)
Videograph:Ohno Yohei(RADIMO Inc.)
Writing:Natsumi Sanjoba(Revemu inc.)
